昨夜かみさんと話してたんだけど、札幌のホームレスは今の時期大丈夫なんだろうか
(Facebookに2012/1/20アップしたものです)
昨夜かみさんと話してたんだけど、札幌のホームレスは今の時期大丈夫なんだろうかというトピック。
実はかみさん自体がホームレス等の救護施設で働いてたから、よく事情はわかっているんだけど、色々と問題は根深い。
・雇用やワーキングプアなどの社会的問題
・社会のホームレスに対する不許容
・生活保護等の支出を減らしたい行政
・彼らのシェルターが整備されてない状況
・ホームレスの精神/知的障がい者率の高さ
・精神/知的障がい者が自立して生活できない現状
etc
実際には、いまの時期(屋外がマイナス10℃以下)であっても、公共/民間の建物からは排除されてしまうので、ホームレスは夜通し街を歩きまわる。外で寝たら死ぬし。
そして、日中は公共施設やショッピングセンターなどで、夜通しボロボロの靴で歩いたおかげで凍傷になり、壊死しかかった足を温める。
しかし、ホームレス以外の人々、いわゆる普通の人々はそうした事情に思い至らず、彼らを、生活空間から排除したがる。
札幌エルプラザに来るような、人よりは社会意識の高い人ですら、投書で「ホームレスが勝手にエルプラザに侵入している。排除してほしい」と要望を出す…
どうにかできんものかと考えている。
例えば、生活保護として支出するのがしんどいなら、風呂と洗面所と、雨風をしのぎ簡易宿泊(雑魚寝程度でも)ができる施設を設置できないのだろうか。
生活保護がいくら渡されるのかわからんけど、仮に月14万/1人あたりだとして、札幌にホームレスが100人いるとすれば、全員救うには月1400万円かかる。
しかし、そうした施設(150人収容)を運営するということなら、従業者が30万円で10人月として300万円の人件費。中小企業庁によれば、旅館業の人件費率は37%とされているため、収入(=行政の支出)は810万円。
実際には、旅館業のように利益を出す必要はないので、経費のみ考えると、営業利益6%をさしひいて761万円…つまり、1400万円の半分の資金で、ホームレスがしんどい思いをすることがなくなる。
また、今回は旅館業を引き合いにこの施設の費用を試算しているが、実際は旅館ほど食事内容を豪華にする必要もないし、風呂も趣向を凝らす必要もないので、もう少し費用はシュリンクできそうでもある。
ざっくりと考えついただけなので、現実性やホームレスのニーズに合致しているかどうかは考慮していないが、こういう考え方もあるということで、もしここまで読んで頂けたなら有難いです。
なんか、この社会問題を解決できる策を考えましょう…