がんばって @ktmsm が長文を書きました

J( 'ー`)しo0O(みんな、応援してあげてね…)

ステマに負けない消費者になる

(2012/1/16 Facebookにアップしたものです)

いまさらステルスマーケティング叩きが2ch界隈でバズってるけど、こういっちゃなんだが、みんなそんなことも気づかないで2chコピペブログとかにまんまと踊らされてたの?と心配になってしまいます。。。だってどう見ても恣意的な編集じゃないの。。。

マーケティング以外にも、「世論誘導」的な感覚で、自分の主張を他人の言葉の集積によって語り、「ほらみんなこう考えてるんだよ!」と見せるのは、プロパガンダの代表的な手法ですし。別に最近始まったわけでもないですよ。。。と思います。

とはいえステルスマーケティングには「騙された!」と思う消費者が多いのも確かで、06年に米国で行われたウォルマート社のステマキャンペーンは、いまでもステマ失敗事例の代表格として語られます。僕も07年頃、法人向けにブログ開設の営業をしてましたが、その話はむしろ先にしてました。

※何か新しい取り組みを提案するうえで、予期されるリスクとその対策を伝えることは、信頼感を生むこともあるので。。。

 

ちなみにウォルマートのステマキャンペーンというのは、ある消費者が全米のウォルマートをめぐって縦断だか横断だかをするブログを書いてく、というもの。このブログはあくまでいち消費者が自発的に開設している、と思われてたけど、実はマーケティング会社が作っていたということがバレちゃった。

また、07年には国内の某大企業もステマで批判をうけました。内容は、モデルかタレントに商品を使わせてブログ記事を書かせたというもの。しかし今では逆に、モデル・タレントが商品をお勧めしてたらマーケティングを疑うというリテラシーが形成されてる(はず)ので、さほど叩かれなくはなってきました。

問題は、ウォルマートの事例でもあったように、消費者と同じ立場である素人(企業の利益を被らない人)が、中立的な立場で何かをお勧めしているという体のPRへの抵抗感にあり、さらにはちま起稿あたりはそれを自分の言葉でなく他人の言葉のコラージュで行っていたことが、批判に拍車をかけています。

※さらに、それによって2千万円以上の年収を得ていたという説(噂)が、一般市民の妬みを呼び込んでしまった。。。

 

「中立・公平だと思ってたらそうじゃなかった」

 

ここがポイントで、新聞や雑誌の記事広告に「PR記事」や「記事広告」などヘッダ/フッタ記載があるのも、そういった批判をかわすためのリスクヘッジなわけですよね。

(未だに記事広告にそういう記載をしない事例もたくさんあるけど)

※その手のステルスマーケティング原発産業が非常にうまい。2chまとめブログがやってることも、結局はそれとおんなじ。賛成意見だけをピックアップしてメディアに流し、ほらみんな賛成でしょ?という世論形成をはかるというもの。

 

ということですので、2chまとめブログとかも、金もらって記事書くんだったらタイトルの頭に「<PR>」をつけるとか、「このドラマはフィクションです」みたいに「この記事はPR(キャンペーン)です」とか書いておけば、見る側もなるほどねってなるのでは。

そして、見る側もきちんと情報を自分の頭で疑う→自分で調べて、できるだけ1次資料に近いものを確かめる(すぐ「ソース出せよ」というのはここをサボってるのよ)→自分なりの考えをきちんと持って判断する…これを繰り返して、ステマに負けない、強い消費者になればいいじゃないですか。

むしろそっちのほうが企業も、ものづくりに専念できるから良いですよ。今はいいものを作るよりも、巧妙なマーケティングを行うほうが数売れるので、まっすぐな広告しか通用しない時代になれば企業はそのぶんの力をものづくりに投下できますし。たぶん。