がんばって @ktmsm が長文を書きました

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「ブログ」というライフハック

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僕は前職で、(業績的には尻つぼみながら)ブログサービスの立ち上げからサービス終了までを経験していたことがあり、そんなことも手伝って「ブログ」についてはいろいろと考えることがありました。
しかしながら、意外と自分がブログをやろうとすると続かないもので、ちゃんと今日まで続いたブログはありませんでした。

また、前述のブログサービスのなかで書いていた運営者側としてのブログについても、確か2007年から2010年くらいまではそれなりに書いていたとは思いますが、ブログサービスの終了とともにコンテンツがすべてなくなってしまいました。
ここには、いろいろと反省点もありまして、初期投資の段階でインポート/エクスポート機能をきちんと搭載しておくべきだったなあ等と思っていたりもするのですが、まあ、それは後日エントリーにするとして…

とりあえず、ブログとはなにか、みたいなところからちょっと考えてみたいと思います。

◎WEB利用者、総「発信者」の時代に

ブログというのは「Weblogウェブログ)」つまり「WEB上の航海日誌」の略称です。

ブログ黎明期と言われた数年前、猫も杓子もブログ・ブログでした。
ちょうど、眞鍋かをりブログの女王と言われていた2004~2005年くらいから、いわゆるネット上で自分のオピニオンや近況を発信するということが、一部の先進的な人や、有名人だけのものではなく一般的な行動として受け入れられ始めていたと思います。

ブログは「ホームページ」(WEBサイト)とは異なり、HTML記法などの専門的な知識を必要とせず、まるでWordの文書を書くかのように簡単に記事を書き、そしてWEB上にアップ(公開)できることが特長でした。
まさにそれこそが、一般の人々へWEBで物事を発信することのハードルを下げたのです。 

その後、mixi等のSNSが一般化し、さらにブログ文化が定着。
そして今は、Twitterなどのミニブログや、少しブログからは外れますがニコニコ動画等のCMS(Contents Management System)が、WEB利用者をいつでも「発信者」にさせるための簡単なインターフェース(表現やレイアウト、動線、機能等のことです)を用意して待っています。

同時に、WEB利用者にとっても、自分自身が発信者であることからも、他人も何らかの発信者であるだろうという緩やかな思い込みができており、初対面でも当然のようにTwitterFacebookの話題があがることが多くなっています。

◎発信者と閲覧者で思惑がズレている

さて、話題は一般的に「ブログ」と呼ばれるものに戻ります。 

実は発信者(ブログを書く人)と閲覧者(ブログを見る人)では、相当に思惑がズレていると思います。
これは、自分がブログサービスを提供していたときに、記事の内容が不適切なものじゃないかをチェックするために、1日で数十件の記事を読んでいたことから、得られた「感覚」なのですが…

発信者の多くに見られる行動としてよくあるのが、ブログの更新がしばらくあいたときに「プライベートが忙しくて、3ヶ月ぶりの更新…(^_^;)すみません、毎日書かないととは思ってますので、暖かく見守ってくださいm(_ _;)m」みたいな文章を書くことです。
しかし、私は、これを書いてしまう感覚こそが、ブログを続けていく上でもっとも邪魔な感覚なんだと思います。 

発信者が芸能人であったり、よほどの人気ブログ(2chまとめブログが多い)でない限り、自分のブログが毎日誰かにチェックされることはありません。
閲覧者は多くの場合、たまたまどこかでリンクを踏んだか、もしくは発信者の名前やブログのキーワードで検索をして、いずれかの記事に来ているのがほとんどです。 

要は、発信者はリアルタイムで見られる、誰かが自分の更新を待っていると思っていますが、多くの場合そんなことはなく、3ヶ月ぶりだからと渾身のエントリーを書いたところでコメントもつかず、つまり「心理的報酬」が得られず、結局はブログ更新から遠ざかってしまうことが多々あるのです。

では、僕を含め、特に誰に注目されるわけでもない一般人は、ブログをどのように利用すべきか?

それは、ブログの原点であるところの「航海日誌」に立ち戻ることだと思います。

ライフハックとしての「ブログ」

さて、今回のタイトルでもある【「ブログ」というライフハック】について、やっとご説明をいたします。

航海日誌とは、ざっくり言えば

  • いままでどういった経路をたどったか
  • 現在、どこにいるか、どんな課題があるか
  • どこへ向かっているか 

を示すためのものです。

これをブログにかえすと、

  • いままでにどんなこと(活動・仕事)をしてきたか
  • 現在、どんなことを考えて、どんな課題に取り組んでいるか
  • 将来どうしたいか、どのようなビジョンを描いているか

となるかと思います。

これを文章にすることによって、閲覧者に自分自身のことを示すことができるほか、書いていくなかで自分の中で整理が付いていったり、また、禁煙と同じで公言することにより目標達成のモチベーションを高めることができます。
また、場合によっては、自分がやろうとしていることへの支援者があらわれることもあります。
(支援の方法はいくつかあり、Twitterでリンクを紹介するといったことから、具体的に協業が実現する等、幅があります)

つまり、僕はこのブログを通じて、

  • いままでにしてきた環境の仕事やプロジェクトの紹介をします。
  • また、そこで得られた知見を、できるだけ共有します。
  • いま、どういったプロジェクトに取り組んでいるかご説明します。
  • 気になるイベントや製品、アクティビティなどのご紹介もしていきます。
  • 将来どのような社会を作りたいかを語ります。
  • そのために取り組んでいること、準備していることを共有します。

実は、先日、とある会合に出た際に「ブログはやってないのですか?」と言われました。

自分の活動はTwitterFacebookで十分発信はできている、となんとなく思っていたのかもしれませんが、それこそ不十分だったことに、はたときづきました。

そういえば自分も、誰か気になる人がいたときには、Twitterからたどってその人のブログをチェックしたりしています。
ところが、当の自分が、きっと今までわずかにでも僕に興味を持ってくださった方々に、十分な情報を提供しきれていなかったのです。 

そういうわけで、今日、ここから、ブログを再開することとしました。